物語の舞台
ふたつの世界
天空に浮かぶ理想郷コクーンと、その下に広がる下界(パルス)という原始的な大地。
FF13の物語はこの二つの世界を舞台にして広げられて行く。
コクーン-COCOON-
物語の主な舞台コクーンは、ファルシと呼ばれるもっとも神に近い存在が天空に築いた、理想郷のような世界。
人類を下界(パルス)の脅威から守るため、下界(パルス)の一部から作られた。内部には多くの都市が存在し、それを聖府と呼ばれる厳格な組織が治めている。高度な文明の礎となったものも、ファルシから与えられた技術だ。
下界(グラン=パルス)-GURAN PULSE-
コクーンの下に広がる世界。下界(パルス)のファルシが管理するこの世界では、大自然のなかに野生の動植物が多
数生息している。文明が発達したコクーンと異なり人類が暮らすには厳しい環境だが、それでも人の痕跡は残ってい
る。数百年前に下界(パルス)の軍勢がコクーンを襲ったことで、コクーンでは下界(パルス)が「恐怖の対象」と
されている。基本的にコクーンとパルス間を行き来する手段はなく、二つの世界は完全に隔離されている。
乗り物
コクーンとパルスでは様々な乗り物が利用できる。イベントシーンで登場するものの他、キャラクターが実際に移動
手段として利用できるもがある。
飛空挺
ファルシから知識を得たコクーンの科学力によって完成した乗り物。空母、戦闘機、輸送機など種類は様々だ。
列車
チューブ状のレールで結ばれた区間を移動する乗り物で、パージ対象者の輸送に使用される。
チョコボ
物語が進行すると騎乗できるようになる。フィールドを高速で移動でき、地中のお宝や抜け道を発見するなどの能力
も持っている。また、本作のチョコボには「LIFE」が設定されており、騎乗中に敵に接触することで減少。全ての
LIFEがなくなると、チョコボは騎乗者を残して逃げて行ってしまうので要注意。なお、減ってしまったLIFEは、しば
らく走っていると自然に回復する。
物語の背景
ファルシ
ファルシとは、この世界における神のような存在。
機械のような姿とはっきりとした意志を持ち、なんらかの目的に沿って行動している。
ファルシは遥か昔、宙空に浮かぶコクーンを創造し、今もなおコクーンの平和を見守っている。コクーン内だけでも
複数のファルシがおり、エネルギーの供給や食料生産など、それぞれが特定の使命を与えられ、市民の生活を支えて
いる。なかでもエネルギー供給のファルシは「ファルシ=クジャタ」と呼ばれ、観光名所になるほど住民から親しま
れたという。
一方、下界(パルス)側にもファルシは存在。数百年前、「聖府のファルシ」と「下界のファルシ」がそのしもべと
なるルシとともに、代理戦争を行ったという歴史もあるようだ。
ルシ
ルシとは、ファルシから烙印と使命を与えられた者たちの総称。
烙印にはクリスタルの力が宿る。使命といっても、実際には呪いをかけられることで、魔性の尖兵に変貌させられ、「ファルシの奴隷」と言い表されることもある。また、ルシにはファルシから使命が与えられており、ある期間内にその使命を果たせないと「シ骸」と呼ばれる異系のモンスターへと姿を変える。使命を果たすとルシの体はクリスタルへと変貌し、いずれにしても人間として生き延び得る路はない。
クリスタル
ファルシの力の源となっている物質。ルシはファルシからクリスタルの力を与えられることで、魔法などの超人的な
力を使えるようになる。
シ骸(しがい)
使命を果たせなかったルシが姿を変えた異系の存在。他のモンスターとは異なり、感情を一切持っていない。シ骸と
なった者は不死の体となるが、長い年月を経るとやがて石化し、冥碑と呼ばれるオブジェとなってしまう。そしても
の言えぬ冥碑となった後もルシとしての記憶は消えず、使命を代行してくれる者を待ち続けているという。
パージ(追放)
下界(パルス)に悪い影響を受けたとされる者を、コクーンから強制追放する聖府の政策。下界(パルス)のファル
シが発見された街の住民がその対象となった。
統治組織
聖府
聖府とは、コクーン社会を統治するために存在する機関であり、聖府軍とはコクーン社会の管理運営を任された聖府
が有する軍隊のこと。その頂点に立ち、政務を行うガレンス・ダイスリー代表は、常にコクーンの平和と安定を願っ
ており、市民からの信頼も厚い。
PSICOM(サイコム)
コクーンの治安と安定を守るために組織されている聖府軍。その中でも下界の脅威に対抗するために活動しているの
が「PSICOM(サイコム)」と呼ばれる精鋭部隊。中佐であるロッシュとナバートに率いられ、「下界のファルシ」
に選ばれたもの、すなわちライトニング達を追うことになる。
騎兵隊
レインズが率いる聖府の警備軍の一部隊。特に特定の担当地域はなく、コクーンにある都市間の広大な空間をパトロ
ールしている。コクーン内で何か事件があれば、その機動力を生かして現場に急行する遊撃部隊として活躍し、高い
評価と実績を得ている。