おすすめジョブ組み合わせ
赤魔戦士

赤魔戦士は一部の黒、白、時空魔法、裏魔法、緑魔法の全てを使えるジョブです。魔力はそこそこ伸びますが、ちからの伸びが悪いのが欠点です。

白魔道士の特徴

  • 回復、攻撃、時空魔法と、使える魔法の種類が多い。
  • 魔装備が主だが、全種類の盾装備ライセンスを持つ。
  • 使用できる技が3種類(1つは召喚ライセンスが必要)しかない。

第2ジョブ選択の考え方

赤魔戦士が装備するメイスの与ダメージ量計算式には魔力が必要です。そのためなのか、赤魔戦士はちから強化のオプションが+3しか取得できず、そのうち+2は召喚ライセンスを取らなければなりません。一方、魔力強化は+12まで取得できるため、物理攻撃よりは魔法攻撃向きのジョブと言えます。魔装備が主ですが盾装備ライセンスを持つので、ちから勝負をしたいときに盾装備ライセンスのないモンクなどを第2ジョブに選択すると、魔法攻撃も、物理攻撃、防御役も楽しむことができます。しかし、赤魔戦士は第1ジョブにするよりは、第2ジョブとして活躍させる方が幅広い戦闘ができます。

赤魔戦士に魔法攻撃の他に、ちから勝負のジョブを就けるか、魔法攻撃に徹するかは、各キャラクターの能力次第とも言えます。ここではキャラ別赤魔戦士に適するか適さないかを評価していきます。

キャラクター別評価

キャラクター名 能力の評価 赤魔戦士への適用
ヴァン オールマイティになんでもこなすヴァンに赤魔戦士は最適と言えます。ただし、その場合は赤魔戦士は第2ジョブ、という考え方の方が良いです。また、赤魔戦士を第2ジョブにするときは、第1ジョブを物理攻撃が主のジョブに徹すると、前線で戦える役割を担います。逆に魔法攻撃メインにするときは、赤魔戦士よりは黒魔道士がお勧めです。 適する
バルフレア 魔力がメンバー1低いバルフレアは、攻撃魔法を使うジョブにしてもあまり意味はありません。これまでも述べてきましたが、バルフレアはちからとスピードを生かせる武器を装備できるジョブが最適です。 適さない
フラン フランは全ての能力をそこそこ伸ばせるキャラなので、ヴァンと並んで赤魔戦士は最も適するジョブと考えて良いです。以下の検証でも証明されてますが、レベル99になれば装備次第で魔力も99に上がってくるので、各種攻撃を駆使できるキャラに育成できます。 適する
バッシュ バッシュはメンバー1のちから持ちであり、豊富なHP量の陰で、レベルアップとともに魔力もそこそこ伸ばせるので、赤魔戦士起用も捨てられないキャラです。しかし、レベルアップして戦闘を楽しむ場合は、バルフレアと同様、ちから値が影響する武器を装備するジョブにした方が、バッシュの操作を楽しむことができます。 どちらでもない
アーシェ メンバー1魔力の高いアーシェに赤魔戦士起用は、とても勿体無い話です。各種魔法を少しづつ使わせるよりは、はっきりと白、黒、時空に配属させた方がアーシェの長所を活かせます。 適さない
パンネロ アーシェとヴァンを回復・攻撃魔法役にした場合には、パンネロに赤魔戦士役は最適となります。高い魔力と豊富なMP量を誇るパンネロはどの魔法も捨てがたく、できれば全種類使いたい!という思いが叶うのがこの赤魔戦士です。第2ジョブにナイトなどを持ってくるとブレイブ、フェイスなどの魔法も使えるようになるので、戦闘の幅を楽しみながらのパンネロ操作が可能となります。 適する

赤魔戦士はちからが伸ばせないのが欠点なので、ちからを補う場合と、中途半端な魔法の種類をもっと豊富にするかで分かれます。魔法役でも物理攻撃役でも赤魔戦士を使える存在にするために、ここでは組み合わせたジョブ毎のおすすめ召喚&ミストナックライセンスをあげました。

第2ジョブ 習得したい召喚・ミストナックライセンス
白魔道士 特になし
ウーラン カオス(エアロガ、バイオ、ブライガ、サイレガ)
キュクレイン(攻撃破壊)
アルテマ(防御破壊)
機工士 ファムフリート(ヘイスガ、スロウガ、バニシガ、リフレガ、デジョン、グラビガ)
ナイト ハシュマリム(ケアルガ、ブレイブ、コンフュ)
モンク ファムフリート(アレイズ、デスペガ)
カオス(エスナガ、プロテガ、シェルガ、ホーリー)
ゾディアーク(フルケア)
ミストナックLP75(ケアルガ、ブレイブ)
時空魔戦士 ゼロムス(魔攻破壊、魔防破壊)
ブレイカー 特になし
弓使い シュミハザ(ドラゴンヘルム、魔力のシシャーク、グランドヘルム、マクシミリアン、グランドアーマー)
黒魔道士 シュミハザ(鋼鉄のダイサー、リフレクトメイル)
もののふ ゾディアーク(巨人の兜、ドラゴンヘルム、魔力のシシャーク、キャラビニエール、ドラゴンメイル、マクシミリアン)
シカリ マティウス(銭投げ)
シュミハザ(スピカ、アルクトゥルス、フォーマルハウト)
キュクレイン(プロテガ、シェルガ)
ミストナックLP125(柳生の漆黒、おろちN)

実証裏魔法最大ダメージ量検証

赤魔戦士が唯一取得できる裏魔法。闇属性のこの魔法をどういう時に使用するのか。FF12初心者にはちょっととっつきにくい魔法かもしれません。ここでは裏魔法を最大限に使用できる闇弱点のヤズマット戦で与ダメージ量を検証していきます。

ヤズマットと退避所アタック

誕生までの歴史

2006年3月16日、ファイナルファンタジー12が発売されました。その頃はライセンスボードは全キャラ共通で、ダメージ量の限界は9999。プレイヤーは何日もかけて最大HP量50112254もあるヤズマットを倒したものです。ソフト発売から3ヶ月後の6月16日、バトルアルティマニアが発売され、ようやくFF12バトルの全容を知り、プレイヤーは衝撃を受けました。開発者インタビューの記事内で、バトルシステムデザインを担当した友松氏が自分だけが知っている本作の秘密として「最強のモブであるヤズマットは、バトルメンバーをひとりにして、さらにリザーブメンバーとの入れかえをしなくても、Round1だけで倒せます。方法は・・・・秘密(笑)。ぜひ挑戦してみてください。」このコメントが多くのプレイヤーの闘争心をすぐり、検証、検証の末に探り当てた攻撃方法が「退避所アタック」だったわけです。

退避所アタックとは

リドルアナ大瀑布のロケーション「コロセウム」には所々に内通路に下りる階段があります。無印版からのプレイヤーはガチでヤズマットと戦う時、戦闘態勢がめちゃくちゃ崩れると、この階段を降りて通路に避難することも多かったのです。しかし、階段近くまで行くと必殺にあい、結局バトルメンバー全滅でゲームオーバー、という苦い経験もしてきました。こうして多くのプレイヤーが犠牲を払った結果、この階段に、ヤズマットにターゲットされず攻撃を当てられる場所があることがわかりました。その場所が、闘技場と内通路を隔てる壁の裏。そこからリフレクで魔法を反射させ、ヤズマットに当ててHPを削る攻撃方法。それが退避所アタックなのです。退避所でヤズマットにリフレク反射魔法を当てるには、ヤズマットを、反射魔法の当たる場所まで誘導しなければなりません。しかし、ここではヤズマットの弱点を突く闇魔法の検証なので、詳細は割愛します。(詳細を知りたい方はひとまずこちらをご覧ください。)

闇属性魔法で弱点を突く

こうして退避所でヤズマットに最大限のダメージを当てるために裏魔法を反射させて戦うことになりました。裏魔法は赤魔戦士が唯一取得できるライセンスで、インター版以降は、メンバー全員赤魔戦士という状況にならないと実践できなくなってしまったというのが現実です。また、インター版以降、攻撃限界値が無限になったシステム上、退避所に下りなくとも1ラウンドで、しかも4倍速にすれば30分前後で倒せることも可能になりました。それでも闇魔法でヤズマットと戦いたいプレイヤーのために赤魔戦士が裏魔法を担っているのかもしれません。そんなわけでヤズマットへの弱点属性でどこまでのダメージ量を当てられるのか検証することにしました。

ちょこっと退避所アタックをやってみました。魔防破壊無しで4万台のダメージ量です。

ヤズマットは全ての障害ステータスが無効の強敵ですが、唯一の弱点が「闇属性」です。この闇弱点はダメージ計算式の修正倍率に大きく影響します。通常、武器の追加効果には「火属性」とか、「水属性」とかしか書かれていませんが、赤魔戦士が装備するメイスには、闇強化のできるメイスオブゼウスがあります。この場合、計算式に弱点属性(×2.0)に属性強化(×1.5)が加わります。

魔防破壊でヤズマットの魔法防御を「0」に

魔防破壊をせずに戦うと、単純に攻撃値から魔法防御値を引くことになりますので、ダーガの基本威力130からヤズマットの魔法防御値40を引いてからの計算となってしまい、そのダメージ量も4万程度です。しかし、魔防破壊で魔法防御値を「0」にすると攻撃値がそのまま計算結果に反映するので、8万以上のダメージ量が叩き出せるというわけです。とはいえ、ここではバルフレアをおとりにしてのバトルとなりましたが、サイクロンを食らうと瀕死状態の味方は即死してしまいます。このステータスで3人赤魔戦士ダーク反射で退避所アタックをすれば、相当の速さでのクリアタイムが期待できますね。